青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

パシフィック・リム

吹き替え、3D版で。3Dは眼鏡持って行かないと値段が若干上がるんですね。この眼鏡だけでも昔に比べたらずいぶんバージョンアップしてて眼鏡の上からかけるのにもかけやすく、楽になっています。
映画は日本の特撮、アニメラブの監督が作り上げたカイジュウ対巨大ロボットと言う映画。すごくストレートな内容です。ストーリー的に奇抜な場所は無く純粋にロボットとカイジュウの殲滅合戦が見られます。ハリウッドにありがちなラブストーリー的な要素なし、残虐描写なし、変な道徳的な要素をうたっちゃう部分もなし。純粋にしばきあいです。正直お子様にもお勧めです。一つ難点を挙げれば長い(2:30)。
ロボットに関する設定や描写は日本特撮、アニメラブな要素満載で思わずにやけます。パイルダーオン!ロケットパンチ!ブレストファイヤー!シンクロ率!とか。ヒロインもどう見ても大人版アヤナミですし。林原ですし。
日本的な特撮、アニメはロボット、怪獣共にそれらのアクションををしっかり見せる演出になるのが普通だと思うんです。キャラを立てる撮り方。しかしトランスフォーマーなどを見てもわかるとおりアメリカの巨大ロボットの見せ方は、とにかく背景と一体化した総合的な絵でアップを多用しダイナミックで迫力重視なんですよね。これがチョッと見難い。このパシフィックリムでも暗くてアップな場所になるとどういう戦いしてるかディティールが把握できないことがあり少し残念。こういうところは映画としてしょうがないのかもしれないけど。
あと3Dについて。3Dの演出手法もどんどん進化しており、この映画とかかなりいい感じの3Dです。かなり手前に物を配置する構図が多用され立体感満載です。あと自分も3Dno写真取ったりしてて気づいてたんですが、透明なものを撮影するとすごく立体感が出るんですよね。そういう構図も多かったです。水を多用しそれが常に手前に飛び出してきます。暗いバトルのシーンも3Dで見たらたぶん状況把握がしやすくなります。3Dで見る価値があります。とにかくこういう映画は劇場です。絶対です。

総じてとても激しいバトルがみれ、熱い展開も多く素直に楽しめました。へんなお涙頂戴も少ないし。ただチョッと長いのが難点かな。怪獣2対襲撃→やっつける!あたりで十分盛り上がるのであそこで終わってPart2でも全然良かったんですけどね。実際にはラストまで突っ走る。面白いけど長い。

残念だったこと。こんな日本文化LOVEな映画が日本で生まれないのがちょっと寂しいですね。頑張れ特撮。