青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

新人

筋肉少女帯の復活アルバム「新人」が発売ですよ。ふとBlogを見て回ると意外なほどに筋肉少女帯ってアニメオタク層が聞くんだね。もともとサブカル要素高かったけどそこまでとはおもわなんだ。
で、アルバムですがファンとしては手放しで褒めたいところです。ていうか実際いいです。特に「仏陀L」とかから聞いてるファンにとっては感涙物でしょう。
このアルバム、特に前半はセルフパロディー色が強く筋肉少女帯という要素を思いっきり抽出して再構成した感じを強く受けます。新曲も新曲でなく聞こえます。しかしそれがいい。ああ、やつらが帰ってきたんだっていうのを強く感じさせる。もう、エディーのピアノと橘高のギターを聴いてるだけで無性に泣けてくる。同時ににやっと笑える。泣き笑いです。メンバー全員の個性が強くぶつかり合い泉のように音があふれ出す。決して強くまとまっている感じはないんだけど才能がフルコースで襲い掛かってくる。9年の歳月はじっくり熟成の期間として役に立っている。これぞ筋肉少女帯
これを聞いた後でマキシマムザホルモンの「ぶっ生き返す」を聞いたんだけどあっちは激しいしかっこいいんだがすごくまとまってる感がある。音楽として優等生なんだよね。まじめに音楽やってる。それに比べてこの「新人」。ワガママな大人が集まってお祭りのごとく音楽を作ったと言う感じ。すごい危うい線でぎりぎり成立してる感じ。何時崩壊してもおかしくなさげな。でもその分ほんとに新人のようなパワーが満ちている。そしてカッコイイ。
名盤決定。