CD買いまくり。毎日往復2時間の車通勤が洋楽勉強タイムとして非常にいい感じ。もう少し聞き込め、とも思うんだけど今は楽しくってしょうがない。
ちょっとプログレッシブロックに傾きかけている今日この頃。プログレの元祖の3組目はピンクフロイドを選択。名盤と名高い「狂気」を購入しました。楽しみ。
ついでにドリームシアターも聞いてみたいかもとか思っています。
- アーティスト: ピンク・フロイド
- 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
- 発売日: 2003/03/29
- メディア: CD
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たぶんこのアルバムが、すごい評価されていて、すごい影響力があって、当時(1972年)絶大だったことは頭では理解できる。
当時スゴイプログレッシブ(先進的)だったので、このアルバムは至る所に影響を与えまくり、その手法は至る所で模倣され繰り返され、進化し、一般化してしまったようだ。キングクリムゾンやイエスを今聞いてもプログレッシブだ…と理解できてしまうのは、いまだに彼らの音楽手法はメジャーになれず、とてつもなくマニアックな存在なのだからだろう。
しかし、ピンクフロイドのこのアルバムは一般に受け入れられた。それ故今の音楽から聞き始めた自分にとっては当たり前の手法の連続。SEを駆使する音楽も、アルバムにテーマを持たせることも今や普通の音楽手法で何らプログレッシブな要素ではない。
そういう当時の前衛的要素が抜け落ちたこのアルバムは自分にとってただの昔のロックとしか聞こえないのだ。テーマ性があると言っても歌詞の意味が直接的に入ってこない自分にとって、音楽が全てなのだが、このアルバムを通して聞いてもこのアルバムの持つテーマ性は全く見えてこない。断片的にSEがシーンを見せるのみであとはやはり今や平凡なロック。正直全部通して聞くのが苦痛だ。
このアルバムを当時リアルタイムで聞けた世代は幸せな世代だったんだろうと、うらやましくなってしまう…。