青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

映画「そして誰もいなくなった」

最近ミステリー映画を見るのにはまっている。もともと小学校のころにポプラ社江戸川乱歩全集にはまりそれから探偵小説に兄貴がはまり、その影響でいろんな探偵小説や映画にはまっていた。ただ当時アガサクリスティーとか興味はあったけど実際に読んだりはしていなかった。なぜか急にその頃の未消化になっていたゾンビが復活してきた。そしてふと見た、リメイク版の「オリエント急行殺人事件」「ナイルに死す」ですっかりポワロのカッコよさにはまり、アガサクリスティ熱が再燃。でも、なかなか無料配信でいい映画が見つからないそしてアマプラで見つけた1945年版の「そしてだれもいなくなった。」これはポワロものではないし大体大筋は知っているけどちゃんと見たことも読んだことも無かった。
アガサクリスティの超有名代表作。絶海の孤島のホテルに招待された人たちが数え歌になぞらえてどんどん正体不明のオーナーに殺されていくというお話。古い映画で白黒で派手なアクションなんかはないけども徐々に追い詰められていく人たちの恐怖を堅実に描いてある。大詰めの最後の夜の展開など、白黒の暗闇の中でのドラマはなかなかの緊迫感だ。元のお話の良さと、地味ながら効果的な映像や音楽に引きこまれた。どうもラストの展開は、ちょっと原作と違うようで、あれ?って感じはしたけど、だれもいなくなってないじゃん、って、、、。その辺は脚本家のむずかしさだったんだろうな、ということでちょっと残念なところではある。でも、白黒の刺激の少ない映画ながら最後まで飽きずに見れた。