青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

HK

午前中に洗濯を済ませいい天気に誘われ昼飯がてら当てもなく出かける。なんとなくフラフラ流されてるうちに九条イオンへ。暇だし映画でも見るかなぁ、と思ってラインナップを眺める。ドラゴンボールZもええかなぁ…。って何だこれ?ああHK…。変態仮面。そういや今日からだっけ??見るとちょうど飯食う時間ぐらいの回に間に合うので見ることにした。ハマムラで半ちゃんセット食って、軽く時間潰したら上映。
いやぁ、すごいね。あの変態仮面のビジュアルイメージを100%完璧に映像化している。見事としか言い様がない。原作での名台詞「それは私のおいなりさんだ」まで完璧です。出てる人たちも美男美女がいないのでリアルといえばリアル。とにかく原作を大事にしている。
ちょっと前まではこう言う漫画の実写化はたいてい途中から映画特有のお涙頂戴や恋愛ドラマ、スペクタクルなどに突っ走ってしまい監督や脚本家のオレオレ詐欺が強くなってつまんなくなるパターンが多かったが、本作はきっちりと原作の持つただただバカバカしい下品で(といっても下ネタでもない)グダグダといった世界観を最後まで押し通してあってとても良かった。
しかし、しかしだ。後半のボス役…。ヤスケン。あんたぁやりすぎだ。本気すぎだ。あまりの変態度数にもうね。いや、いいんだけど。まちがっちゃないんだけど。養殖変態VS天然変態の激しいラストバトルのくだらなさは一見の価値があると思う。
若い人が結構入っていたようで(本来のターゲットは30以上男だろうに)女の子グループなんかも結構いてキャッキャウフフと盛り上がっていたし、沸点の低そうなオタク青年には始終大ウケだったし素直にバカバカしく面白い映画だろう。