青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

ヴェノム

マーベル映画。でもマーベルが作ったのではなくソニー。所謂MCU系列ではないということ。さらにソニースパイダーマンも手放しているので、この話はスパイダーマンとの関連性は殆ど出せない。原作設定ではヴェノムはスパイダーマンヴィラン。その出生にもスパイダーマンが強く絡んでいる。実際旧サムライミ版の三部作ではちゃんとヴィランとして出ていたはず。
そういう大人の事情があるためこの世界の紹介、キャラの紹介、そういったしっかりとした設定をまず展開しないとお話が薄くなってしまう。だから30分以上使ってじっくりキャストの説明が続くわけだ。最近のMCUは全部シリーズ、設定、キャラを共有することで、こういうめんどくさい設定紹介のための演出は極力キャンセルされており、初めッカら終わりまでヒーローのアクションがノンストップで展開できるのが刺激的でよい。ヒーロー映画で人間たちがあーだこーだやりとりするのを延々と見るのは地味で苦痛なのだ。実際このヴェノムも導入が超だるい。丁寧にキャラを立てていくのだけどねぇ。もう俺の疲労は限界。心地よい眠りにいざなわれたよ。ヴェノムがエディと合流して暴れだしてからはノリのよいアクション映画として楽しめた。特徴的なシーケンスは少ないが、ドローンとバイクを使った長回しのカーチェイスシーンは迫力十分。
最後までスピーディーでちょっとダークなヒーローを存分に楽しめた。
ただ最近のアクション映画の弱点がこの映画にも。アクションシーンのシーケンスがスピーディーで迫力を出すためにクローズアップするような演出が増えれば増えるほど、FPS不足が深刻になってゆく。どうかんがえもコマ数が足りてなくて、アクションシーの理解が難しくなる。もう映画館もデジタル化してるわけだし、そろそろ24FPSやめて欲しいな。
ヴェノムはちゃんと次回作の予告的、「カーネイジ」の存在が明かされて終る。楽しみではあるが、やはりスパイダーマン無しなのは残念なところ。
とかいってたらエンドクレジット最後のおまけが・・・。これ、マイルズ・モラリスだよね?これならありってこと?グヴェンとかも出せるってこと?あまりに意味不明なこのおまけ。どう受け取っていいのかさっぱりわかんないよ。
って見たら、これ、「スパイダーバース」のアニメ映画の広告的意味合いなんだってさ。次にやるらしいです。なるほどねぇ。