青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

「不安の種」

和製ホラー。原作はなんとなく少年チャンピオンで週間連載してたころにちら見した記憶がある。ショートショートの日常に潜むなんとなく不安、気持ち悪いことみたいなのをクローズアップしたりする投げっぱなしジャーマンな漫画だった記憶が。
ホラーみたいなぁ、と検索かけるのだがなんとなく心が動く作品が見つからず、これはなんとなく見てみる気になった。特に意味はない。
んー。なんだろうね。この理不尽感。もし話の構成自体でメタ的な意味で原作の不安定感を出そうとしているならある意味正解かな、と思わなくもない。短いエピソードをひとつの話として次々と、時間軸の良くわからない展開をしてゆく。登場人物も何人かいてそれがどれがメインなのかもイマイチ良くわからない。スプラッタ的な表現も結構あるのだが、CGでなんとなくごまかしてる。あと効果音で驚かそうとしすぎ。始終うるさい。散漫なエピソード。なんとなく暗い絵。ちょっと狂った感じのキャラ。どれもあと一歩。どれも中途半端。なんかつかみどころなく話は進んで行き、ラストは話がちょっとしたループ構造で、パラレルワールド的な話だった、と落ちで終っていく。特に「おお!」とか思うところもなく「ああそう?」ぐらいで終る。
突っ込み出したらきりがない。まぁでもとりあえず最後まで見れたしこんなもんかと思う。