青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

緊急手術

今日の手術は午後から。もう手術2回目なので説明などほぼない。最低限の事務手続きだけした感じだ。日帰りだし。実質病院には11~16の5時間ぐらいしかいない。
手術フロアの前準備室のようなところで麻酔、抗菌、瞳孔を開く目薬を15分おきぐらいに4回点眼される。その後手術着を着て準備オッケー。手術着といっても紙製の上着と帽子をつけるぐらいの超簡易。まぁ実際目をいじるだけだからね。
導かれ2重の重い扉の中に入るとおそらく主治医の先生が。この先生火曜、水曜は一日中ここに籠って手術しているんだろうなぁ、って思う。中央の手術用の椅子に座らされ、リクライニング。顔にシート被らされて、手に心拍系と血圧測定器を設置。前回は手にテニスボールを握っておけとされたはずだが、今回は無し。あれは初回サービス?グッと目を開かれ器具で固定。じゃぶじゃぶ洗われてm強い光を当てられて視界を塞がれる。で、術式開始、の声。だいたい14:05ぐらい。
もともと出血で右目はほとんど何も見えないし、強い光当てられているからこれまた何も見えない。で、機材は基本的に瞳孔の周りを攻めるからメスが迫ってくる、針が刺さるのが見える、なんてことはなく、なんとなく圧力がかかった時になんか刺したりしているんだろうな~、って思うレベル。圧力は感じるが痛みは麻酔で感じない。
最初に白内障の手術。古いレンズ部分をさっと除去している模様。これはものの数分であんまり何されているかはわからない。つまり白内障の手術なんて一瞬で終わるって事。実際にはあとレンズを埋め込む作業はあるんだけど、これも1分ぐらいで終わっちゃうし。
白内障の撤去後は硝子体撤去術に。目の白玉の部分に3~4個ぐらいの金具を埋め込まれる。これを差し込むときは結構強い圧力を感じて、何かしているなぁ、と強く感じるがやはり痛みなどはないのであっという間。その器具を介して中に針などを入れてくる。メインの針で硝子体をグリグリ、そして硝子体、眼球内に溜まっている血をどんどん吸い出していく。この針はしっかり見える。気になってつい視点が付いて動く。「はい、きょろきょろしない―。危ないからねー。上みててー」って言われる。前回の日記見たらおんなじこと言われているわ。って言うか見てしまうって。そこからはできるだけ視点は上にするように意識はする。目の前(正確には目の中だが(笑))で針が動き回り、血をどんどん吸引していくのはなかなか気持ちよい。思わず頑張れ!と思ってしまう。実際には視界に移らない場所には水分を注入したりしている管も刺さっている模様なのだが、これは認知できない。
どんどん吸い出されて行って明らかに視界は澄んでいくが、なんかどんどん追加で血が出ているような雰囲気もある。針の先から血が(ほんとに血かどうかは知らないけど)ときどき出ているようにも見える。大丈夫…?なんて思いつつも、まぁこんな手術先生なん百回も何千回もやっとろうしな。
どうでもいい話だが、前日ぐらいに嫁ちゃんと話をしていた第二のまぶたの話が今回は結構考えさせられた。第二のまぶたってのは、2Ch系のネットでまぶたを閉じた後、その状態では光が見えたりするけど、第二のまぶたを閉じるとそういうのが見えなくなる、的な話で多くの人が「なにそれ?こわい」状態だった話なのだが、なんとなく今回それを強く感じてしまった。手術中はまぶたは器具で固定されていて閉じることができないし、頭も視線も固定状態だから上から照らされている強い光と、針しか見えないはずなんだけど、なんか途中かどう意識しているかはわからないけど、ホントにまぶたを閉じるように視界がブラックアウトすることが何度もあった。ほんとに何も見えない状態になる。意識するともとの明るい視界に戻る。ああ、これが第2のまぶたなんだろうなぁ、って思ってしまった。理屈はわからない。ネットでは第三のまぶたまである、的なこともかかれていたが、それしたら寝てしまいそう。
ある程度吸引したらそこからレーザーで焼く作業へ。これで出血止めたり、やばい血管焼いたりするわけだ。正直目の施術の中ではこれが一番嫌。痛いんだよね。やるときも痛いし、やったあとも痛みが残る。レーザーも照射するときに明かりが見えるのだが、第二のまぶたを閉じるとそれすら見えない(認識できない)ね。結構レーザー照射して、終わったらまた血を吸いだす。このへんで「もう少しで終わりますからねー」と声がかかる。自分の中ではなんか前回は最終段階では相当クリアーになっていたような気がするんだが、今回はまだなんか残っているような気がしてならなくて、すこし「???」と思っている。まぁでも終わるんだろう。最後に眼内レンズをさっと入れて、じゃぶじゃぶ洗浄。拭いて、目をばんそうこうで閉じて終わり。終わった時は15:15。だいたい一時間の手術。まぁ体力使うね…。視界が完全片目のせいもあってふらふらするわ。
嫁ちゃんは相変わらず手術ライブ映像をずーっとスマホで録画して眺めていたようだ。よく見るわ。ほんと、女性はグロ体制あるよね。ホラーとかは嫌いなのにな。自分も今回初めてし少しだけ見たが、むき出しの眼球に差し込み用の器具が数個埋め込まれていて、その一つ針が刺さっていて、その針の先が瞳孔から見えてる。きもいって。
水分補給して、眼帯して、少し休んだらもう終わり。あとは支払いを済ませて帰る。帰りは雨に降られても嫌だし、疲労も結構あるのでタクシー拾って帰る。疲れた…。