「涼宮ハルヒの暴走」以降はきわめてペースアップ。物語は中盤戦を向かえ劇的に話が動き始め、しかも内容を知らないお話だからぐいぐいひきつけられて読んでしまう。
「涼宮ハルヒの陰謀」はハルヒ小説ではかなりの長編だが一気に読んでしまった。ただこれだけ長い割には基本構成が、お話の最後に種明かしのある意味不明の仕掛けを餌に無理やり先を読まされてる感があるのはいただけない。しかも多くの餌は更なる物語への複線だったりするものだからどうにもスッキリしない感じを受ける。さらに時間トリックの話が容量不足の我が脳にはしっくり来ない。面白いとは思うんだけど、ココまで長まわしで書く必要があるのか?と思わなくもない。複線展開はやたら長いが解決変はいつもあっさり、ってのがこの人のやり方なのかな?
で「涼宮ハルヒの憤慨」を手に取り出したところ。残すところ憤慨と分裂。読み出せばあっという間ではある。6/15に最新巻が出る様なので余裕でノルマクリアになりそうなので、安心してアマゾンで初回限定版の予約をポチっと押すことが出来た。
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憤慨読んだ。うーん。微妙。インターミッション?どうもネタが既にマンネリ感を覚えさせる。中短編ぐらいの内容ながら内容が薄い。もっと絞れるような内容を相変わらずグダグダ書いている印象が強い。正直この巻はストーリー的に何一つ進展もなければ、新しい複線も無し。かといって目新しい日常が描かれることもなく。今までの内容の焼き直しとしての印象しか受けなかったなぁ。特に「ワンダリング・シャドウ」はつまんなかった。結局何が書きたかったんだ?と問い詰めたい。
次巻分裂はまた話が大きく動くはずの長編、しかも未発売の「驚愕」に直接続くお話らしいので楽しみにはするが、ちょっと息切れを感じるなぁ。
やっぱり「消失」が面白かったな。