青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

今のPGは個人的にはとても難易度が高い。
VCの最新仕様や概念が取り入れられ天才プログラマーが脳内世界で4〜5ヶ月かけてガチガチに構築したプログラムの中に、自分の新規プログラムを織り交ぜていくという難作業。
比較が無いからわからないがたぶん難易度が高いはず。
しかしその確証がもてない。今時分が書いてる速度がそもそも上記天才プログラマーに勝てるわけが無い。

そもそもプログラムってこの前は魔法にたとえてみたが、もっとあるもので説明すれば小説みたいなものなんですよね。プログラムには作った人の思想、表現が色濃くでてくるんですよ。自分でスクラッチできる人ほどその傾向は強く、独自の物語を書き上げるんですね。
今回のプログラムなんかは最新の科学ネタ満載のSFスペオペのような感じなんです。膨大な世界、緻密な設定、複雑な表現てんこもり。
で自分が今回やってる仕事は、その作品の番外編(といっても本編とがっちり結びついた一説)を書かされているわけです。
新たに書くと言うことではスクラッチなわけなんだけど、登場人物、世界、設定などはすべて彼の世界感を破綻なく忠実に再現していかなきゃならんのですよ。
今までの作品を読み込み、じっくり研究し、その手法、表現、キャラの性格、すべて再現した上で新作を書くんです。ゴーストライターみたいなもんか。
ただ物語りの大筋はあるが詳細は自分できめらられるし、文体はある程度自分の文体でよいのが救いですが。でも文体も似てきますがw
もっとわかりやすく言えば「指輪物語」の旅の途中の話を書き起こしてる感じです。


そんな仕事だからやっぱり正しい作者と比べるのはそもそも間違いなわけだけど、自分が作ってるものがいったいどのレベルなものなのかもさっぱりわからず。
ただ納期だけ「前倒しにしてくれ、前倒しにしてくれ」と呪文のように唱えられ、もっと早くなんてできないんだが…、と思いプレッシャーになる。
いつになっても自分の技術を肯定しきれない弱い自分がいる。いつになったら自分は自信満々で技術を行使できるんだろう。なんか永遠に訪れない気もするなぁ…。遠い話だ。