青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

脳障害の世界

自分が脳障害になってもう一年以上になるにだが、障害の状況としてわかりやすいのは左半身麻痺(片麻痺)なのだが、これらは左半身の筋肉のI/Oがいかれてしまうということ。脳からの指示も伝わりにくいから動かすのが困難だし、筋肉から脳へ対する発信もうまく届いてこない。手やら足などが感じたものが正しく脳に入力されない。そのためにさらに制御が難しくなっている。動かしても正しく動かせているかのフィードバックがないのだ。さらにおそらく左半身がもともと感じていたであろういろいろな入力情報が正しく脳に伝わらなくなっている。そのせいか知らないが、退院後に、自分が見える世界感じる世界がすっかり変化してしまった感じなのだ。今まで生きてきたのとはまるで別な世界に迷い込んだような違和感。うまくいかない感じ。正直世界が壊れてしまったようだ。ま壊れたのは俺の脳なわけだがね。ほんとに今の世界は俺が50年生きてきた世界とは違う世界のようだよ。ツインピークスを見ていると、描かれている世界観が脳障害の世界のように感じてしょうがない。いまのおれはきっとロッジから抜け出したドッペルゲンガーに違いないのだ。

ツインピークス

高校ぐらいのころにビデオレンタルかWOWWOWで見て強烈な印象をを覚えていたテレビドラマをいまさら見た。まあと当時ラストのブラックロッジとかがあまりに意味不明で強烈だった。しかし。今の知識だと監督脚本はザ・不条理、南海映画のデヴィッドリンチだと知っているし、大須人筋の解説もググればすぐ見れる。その分楽しめたが、やはり相当意味不明で、難解、散漫な話だった。でもそういう世界観を受け入れて見れるようにはなっていたがやっぱ難解で退屈だった。だらだら長いし散漫なのがつらい。当時意味の分からなかったラストも今見たら悪くないなぁと思った。そして最近続編のシリーズが作られたことを知るこれも配信されていた。過去シリーズで意味不明だったホワイトロッジとブラックロッジあたりをさらに深く掘り下げてるようだ。旧シリーズのラストでボブに乗り移られたクーパーのその後が描かれる。しかし、最初庭ぐらいみたが、旧作で一番難解なブラックロッジパートを掘り下げるということはさらに難解になるということデヴィッドリンチ自体も25年の間にさらに熟成されているわけで…。ちょっと残り18話を見る気力はない、今週はずーっと湯インピークスばかり見て疲れたし。さて次は何見るかな。

映画「エクソシスト」ディレクターズカット版。

昔安売りでノーマル版のDVDを購入して持っていた。でもそんなに内容は覚えていなかった。もともとホラー映画といってもグロ系でもなかったしショック系でもゾンビ物でもないのであんまり子に見じゃなかったんだな。キリスト教をベースの話なので日本人にはその怖さが分かりにくかった。悪魔と神父の在り方というのが当時はよくわからなかった。最近はそういう勉強を多くしたのでちょっとわかる感じだった。やはり悪魔につかれた女の子の演技がよい。どんどん壊れてゆき、周りの大人たちが振り回されていくのは怖さを感じた。何とか科学力でミーガンの症状を押さえつけようとする人たちの身勝手さがやな感じだ。カラス新婦の母親もそうだが、面倒な患者は病院に放り込んで何とか見えなくしようとするっていうのがつら¥いねぇ。でいろいろ痛い検査をされて…。最後は神頼みになる。なんとなく最近の自分を思わせる。俺も急性期の病院に入院していた時はミーガンのようだったわ。

映画「ブレードランナー

今日の映画は元祖ブレードランナーです有名で人気のあるSF映画ですね。ただ有名絵人気なのは個人的には内容よりリドリースコットのbイメージ力が「エイリアン同様良かったんだろうなと思います。暗く常に雨が降りしきるネオンが派手で雑多でごちゃまぜな街のビジュアルそれを取り巻くビル街などのビジュアルがエイリアン同様印象的だ。この辺は今後の日本のSF的な作品に多大な影響を与えていると思われる。内容的には人間って何?作られたものと人間の差って何だろうね?みたいな内容結構哲学的で宗教的に思えた。AIは人間にどうやったらなれるのか?よくできたAI」と人間の差とは?みたいなことと思われる。人とほぼ同じ人造人間レプリカントと人間の殺し合い、といった途中で主人公デッカードレプリカントじゃないのか?と思わせる描写がちらほら見えたが結局どっちかはわからず。
内容よりビジュアルイメージを眺める映画だと感じた。

障碍者

最近ようつべを見ていると左手を切断してしまった障碍者の方の動画を見てたりするのだが、正直状態として左手を完全に失ってしまうより一応復帰の可能性のあるデバイスがくっついている俺の方がましだな、とか、つまんない比対抗意識が湧くのだが、でも、動画で片手での料理とか生活とかを紹介しているのを見たら、彼は左手がないだけなんだよね。俺はあるけど動かない。これはむしろ単なる邪魔な重りをぶら下げているだけなんだわ。で、さらに左半身全体に麻痺が出ている自分にとってひだりてのような重いふりこのようなものがぶらさがっているのは体のバランスを崩す原因となっているんだな、さらに麻痺だから歩くことも困難だし。まあある意味マイナスのギフトの良し悪しを比較するのは意味のない、不幸自慢でくだらない事なんだが。どうも気持ちが卑しくなってくる。