自分が脳障害になってもう一年以上になるにだが、障害の状況としてわかりやすいのは左半身麻痺(片麻痺)なのだが、これらは左半身の筋肉のI/Oがいかれてしまうということ。脳からの指示も伝わりにくいから動かすのが困難だし、筋肉から脳へ対する発信もうまく届いてこない。手やら足などが感じたものが正しく脳に入力されない。そのためにさらに制御が難しくなっている。動かしても正しく動かせているかのフィードバックがないのだ。さらにおそらく左半身がもともと感じていたであろういろいろな入力情報が正しく脳に伝わらなくなっている。そのせいか知らないが、退院後に、自分が見える世界感じる世界がすっかり変化してしまった感じなのだ。今まで生きてきたのとはまるで別な世界に迷い込んだような違和感。うまくいかない感じ。正直世界が壊れてしまったようだ。ま壊れたのは俺の脳なわけだがね。ほんとに今の世界は俺が50年生きてきた世界とは違う世界のようだよ。ツインピークスを見ていると、描かれている世界観が脳障害の世界のように感じてしょうがない。いまのおれはきっとロッジから抜け出したドッペルゲンガーに違いないのだ。