パッケージのちょっと怖い不敵な笑みを浮かべる女性の回りくどい純愛話。その回りくどさと行ったら、赤毛のアンを思わず彷彿させる。しかしああいう妄想癖は別に男も一緒で恋愛中はあんな事を延々と考えたりする物だとは思う。
とにかく表現が個性的で最後まで飽きさせずに見せてくれる。全てが予定調和的にぴたっと型にはまるラストも綺麗でいい。フランス映画って初めてかもしれないが、確かに日本映画に通ずる情緒というか、臭さというかそういう空気を感じる。ただ、日本映画ならもっともっとしっとりした雰囲気になるだろうところが、この映画はひたすら明るい。こういうのがやはり大陸的発想か。
アメリの変人っぷりはとてもおもしろく見れた。なんというか、やはり自分に近い物を感じるんだよねぇ。変人。でも最後まで見て決定的に違うのは、俺の心は既にガラスになってしまってると言うこと。恋愛映画を見ても素直に喜べなくなってしまっているね。
まぁでも、映画としてはおもしろかったです。
65点
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