青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

徒然草

別に他人の不具合調査するのも直すのも全然イヤじゃないんですよ。不具合調査も修正もゲームで言うところの突発的イベントみたいなもんで、それなりに楽しく没頭できる暇潰しになるんですよ。正直周りの本筋プロジェクトと違って、俺は派生衛星の仕事みたいな、便利屋を相変わらずやってるわけなんですよ。でも気合入れて物作っちゃうとぶっちゃけ不具合がすっごく少ない。皆さんの見積もりよりはるかに少ないからすぐやることがなくなって、暇になって遊んじゃう。やること無いから遊んでるのに、ナニ遊んでるの?的に見られるのはいつになったら終るんだろうね。本筋のようにイベントリストが常に増え続け、つぶしてもつぶしても新しいイベントは追加されるわ、イベント派生のイベントも追加されるわで、これ永久に終らないんじゃね?って感じのプロジェクトとは違うのよ。でもそれはそれでみんな仕事があって、常に忙しく暇つぶしが出来ていて、なんか変な充実感みたいなの持ってて、はたから見る分には幸せそうに見えたりするんですね。たいていそんな風に話を振ると、「いやぁ、こんなに忙しいのイヤですよー」的な回答帰ってくるんですが、ホントに嫌そうに言ってるの見たこと無いです。
俺の衛星の仕事は確実に、静かに終焉を迎えようとしているわけです。最近出る不具合は他の人たちが作ったとこばかり。いや、作ってないところか。そんなことばかりだけど、別に仕事だし、暇つぶしだし、ぜんぜんいいんですよ。難しければ難しいほど暇潰しになるし、真実にたどり着けたときのカタルシスは大きいですからね。でもね。「お!これは難問か!?」と期待して蓋を開けてもすぐにがっかり。だいたい再現させているときに動きを注意深く観察しているだけで「ああぁ・・・。なんとなくこういう不整合が起きてるんだろうな・・・」って想像がついちゃうわけなんです。もうこの時点でただのお使いイベントですよ。で、まぁこの辺か、とあんまり読み込んでないプロジェクトのソースを開けてみると、だいたい狂いなくそういう場所なんですね。なんかね。もっと意表をつく不具合埋め込めよ、って内心思うのです。で「あーたぶんこの辺のフラグとステータスが不整合起すと、こんな風に動くんだろうな・・・」って更なるあたりをつけ、その脇を調査してピントを合わせこむ。頭の中でソースと現象のつじつまを合わせていく。見えないパーツ、矛盾があるところを潰して行く。そうすると全てのピースがぴたりとあうポイントが来るわけ。なるほど、これが原因か。ってね。
結局調査も修正もかなりあっさり終るわけなんですね。なんとも寂しい限り。暇つぶしできたのはいいんだけど。ただね。仕事的に思うところは多いわけ。何でこれ元々作ったやつらはこんな簡単な仕組みを把握もせず適当にやっつけで仕事するのかね?って。読みにくい様式のコードだし、すでに複数階層迷宮化したコードではあるけどね、でも丁寧に道をたどればほぼ一本道。複雑な排他制御があるわけでもなく。なんでみんな手を抜くんだろうね。ただ読む。ただ理解する。なぜそれだけのことをやらないんだろうね。むしろ仕事なんだからやっとけよ、って思えて仕方が無いんですよ。
いつも書くけど、職人や芸術家がスクラッチビルドするものはその作家性が大きく出るから読みにくいよ。独自の思想はわかるまで大変だからね。方言も大変だし。
だから解析を諦める。理解しない。上に別なものをかぶせて無かったかのようにする。問題の先送りでしかない対応。いつか破綻する問題を積み重ね先の世代に残すだけ。ほんと今の年寄りたちのやることといったら・・・。丁寧な作業を積み重ねていくだけで出来ることから目を背け、逃げ、自分らが楽なことだけして全ての問題を未来に先送りし、あまつさえその責任まで擦り付ける。なんだろうね。ほんとに。
今日も爺が仕事して、その内容はどうですか、出来ましたか?と聞くんだが。ここからなんか別な理屈の話が延々と展開し始める。みんな?。そりゃ最後まで話せば、なんか結論にたどり着くんだろうが、聞いているほうは出来たかどうかをまず聞きたがってる。もう単なる無駄な時間。延々と自分の作業の正当性(?)を主張し続ける。途中で、で、それはこういうことなん・・・と話しかけてる途中で全部食うように別な話をかぶせてくる。聞きゃしねぇ。なんだろう。勝ち負けでも争っているんだろうか?とにかく、他人に何か言われたくないし、自分の理屈だけ話したい。で、最後にこれでいいか?って。いやだから確認するためにいろいろ途中で質問してるの全部潰してるんだよね・・・って諦め気味。なんでしょうね、この時間の無駄遣い。
まぁそもそもAしてください、って指示に対してCを勝手にやってるって事の負い目と、それが絶対正しいんだ!っていう肥大化したプライドがぶつかってる感じなんだよね。お前らに聞くことなく勝手にこうしたけど、俺が絶対正しい。お前らうるさい。こうなんだ。だからいいよな?って聞こえてしょうがない。いいよなぁ。やりたいことをやりたいように好きなだけ時間かけてやる。
もうね。おれは正直どうでもいいんだけど。もう彼に口を挟む気も無い。労力の無駄。焚き火に薪を投入するだけ。勝手に喋らせて終ったら。「ハイ、これ直してね」で終わり。もう注意も何もするきない。そんなの俺の仕事じゃないし。
こういう耄碌爺が多いよなぁ。なんなんだろうな。この肥大したプライド。自分は出来るという誇大妄想。ああ、ほんとヒトのフリ見て我がフリ直せダネ。反面教師だね。大人しい老人になりたいね。目利きがしっかり出来る。技術に基づいたプライドではなく自信を持って。余裕綽々で。