青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

自分の立ち位置

最近現在やっているプロジェクトに人が増えている。しかもみなそこそここのシステムの既存機器のしっかりした経験者ばかり。しかも割と堅実で丁寧な仕事をしているように見える。
見える、と言うのはこの辺の仕事スタイルが自分と基本真逆なんですよね。自分はこのシステムに関する知識は限りなく低い。堅実で丁寧というよりは大雑把で速度重視。で、自分はこういう他人の自分にないスキルを目の当たりにすると、すぐに劣等感を感じちゃうんですよね。なんていうか、無い物ねだりの憧れ的な。隣の芝生は青く見える的な。そしてすぐウジウジ悩んじゃうんですよね。俺の立ち位置まずいんじゃね?こんなこともできない自分に未来なんてないんじゃね?ってすぐに内向的に落ちてゆく。
でもまて。自分の立ち位置って何よ?自分が今ここにいる、自分ができる事、やっていること、って何だろう?と考えなきゃダメなんだよな、って考える。
自分の特徴はとにかく俯瞰した視点。トップダウン的ソフト分析を基本ベースで持つこと。かつ一応ミニマムなボトム周りも汎用的経験を持っていること。0からのソースの解析力もそれなりにある。さらに強みとして0からのコードメイクの圧倒的な力。フルスクラッチからカスタムビルドまで新規でコード起こすのは最も得意とするところ。でそれなりに手が早い。技術としてはこういった感じか。
さらにマネージメント感覚をそれなりに持っていてそれで仕事をコントロールできる。人に仕事を振れるしスケジュールを見渡し全体像把握も得意と言える。また、他人に物事を教えることも得意だ。またマネージメント的視点からのリノベーションなども得意だ。
…。あれ。書いてみるとそれなりのカタログスペックだよね。全天候型独立起動兵器って感じだね。
で、書いていて気づくんだよ。これは結局若いころからずーっと感じている、一点特化型人間への憧れ。それなんだよね。仕事一緒にやっててとてつもなくその仕事にぴったりはまったスキルを持つ人に強烈にあこがれを持っちゃうんだよね。
で、自分は特化できず漫然と仕事をやっていることにどうも不満を抱くわけです。彼らほどの専門的な視点が持てない。彼らのような視点でいろいろと物が見れない。気づけない。そういうことが歯がゆい。
でもこれは裏を返すと、自分はたいして知らなくても物は組めるし、ナチュラルな視点で常にシステム全体からの問題点把握ができる。彼らの気づけない矛盾点や問題を見つけることが出来るってことなんだね。
一点特化型の仕事のやり方をうらやましく思う一方冷静に考えてみると、うちらは基本外注。そうなると絶対的にJOB切替が発生した時の柔軟性は低くなってくるわけですよね。でも自分とかはバランス型なのでどんな仕事でも行ける感じなんですよね。同じことをずーっとやれてるならそれはそれで幸せでよいのですが…。
まぁそんな風に考えてみれば別にたいして自分を卑下する必要はないわけなんですよね…。彼らの細かい仕事術で参考になるところは素直に吸収していけばいいですし。彼らの知識もどんどん吸収していけばいいんですね。すぐ忘れちゃうけど。大体物事の把握をするときは全体イメージで覚えちゃうから細かい話は全然覚えられないんですよね…。
結局たぶん今の仕事現場において自分の立ち位置って揺らいじゃいないって思えてきました。以上Q.E.D