青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

TM NETWORK CAROL TOUR FINAL CAMP FANKS!! '89

TM NETWORKが88~89年にやった[CAROL」ライブの最終公演。横浜アリーナでのライブを全国のステージに衛星中継を行った企画。時を超え89年の同日同時間(8/30:18:30会場~)でYouTubeで一回きりアーカイブ無しのライブ中継を行うという面白い企画。
[CAROL」のライブは2000年代に入るまでソフト化されなかったので自分は今まで見る機会がなかった。1994年の最初のプロジェクト停止の時までは普通に市販されていたライブビデオとかはかってみていたんですけど、それ以降は社会人にもなって最低限の流れはフォローしてたけどそのぐらいだったんですよね。もうそこまで興味もなくなっていた、というのが事実。
その後2010年代に再活動し始めて初めてライブに参加するようになったわけです。ライブに参加するいろんな余裕(財政的、時間的、空間的)ができたころにはすっかりこのCAROLライブをやった時のようなパワーも無くなり、こっちもすっかり年寄りです。本当はこのころの全盛期のライブを生で見たかった。
さてどんな感じか…。開始前の茶番はバブルの残り香を感じさせちょっと「ハハハ…」と苦笑い。始まってしまえば釘付け…かといえばそうでもない。なんだろうね。前半のCAROLPartがなんか想像の域を全然超えていない。いままで断片的に見たことのあった映像で事足りている印象。もっとミュージカルのような演出がされていたのかと思いきや寸劇風のライブ。特に驚くような演出も展開も無し。正直肩透かしを食らいました。ああ、これは憧れのまま封印していても良かったなぁ、という感じです。
前半は正直微妙でしたが後半のライブパートは盛り上がりますね。特に選曲が「DRESS」からの曲が多く、今に続く曲をEDMリミックス(当時はハウスミックスでしょうけど)してダンサブルに盛り上がる!って言う方向性が強く打ち出されていて。ウツの声も動きもキレッキレです。よくあれだけ踊ってあの歌唱を維持していると感心しました。DRESSってアルバムが思春期真っただ中に聞いた革新的アルバムでとても印象深いので選曲もとても好きです。なんかこのころのTMのライブ見てて、ああ本当にこの時代のTMはすっごい輝いていて、頂点で君臨してたんだなぁと改めて感じました。素直にすごいと思った。
今回のYouTubeライブでは著作権の都合でソフト化されていないらしい、物まね芸人のコロッケが参加した「Passenger」の曲もそのまま放送されたようです。自分の切り貼りで得たTMにしては珍しいライブ演出だなぁ、と思って楽しく見ました。
結局2時間のライブはとても楽しく見れました。とてもよかったと思います。自分はもう今はライブビデオとか買ってもこするほど見ず、たいてい一回見れれば満足なのでアーカイブなくても良いです。
ただ今回発売になるライブビデオ集はちょっと欲しいかも、って思いました。特に序盤のライブ映像。紹介映像とかでしか見たことないものなのでこれを機に見てみるのもいいかなぁ、と思っています。ほぼ一生かけてファンしてきたバンドですし。最近はいつも言うてますが、今までのお礼のお布施です。