青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

ヘルレイザー7:デッダー

え、こんなにヘルレイザーって続いてるの?と、ヘルレイザーを知ってる人でも驚いてしまう作品。ちなみにヘルレイザーは一応8(ヘルワールド、既にソフト発売中)で完結ということらしい。ただPart4の時にも完結編と銘打っていながら、あっさり5以降が出てきてるしその辺は謎。
地獄の導師達が印象的な(特にピンヘッド)このシリーズも3以降はどれもグダグダ。4で未来で導師をやっつける話を作って(ジェイソンX並にグダグダ)、そのあとは舞台を現代に戻し導師達をほとんど出さないという、ファンにとっては「?」な内容が延々と続いていた。
7も5以降の導師バトルではないシリーズ。デモンズの直後に見たから、画面がすごい綺麗。でもその澄んだ空気からは陰湿な感じ、幻想的な雰囲気はほとんど感じられない。ただただドライな空気感が流れる。
ストーリーはトラウマを抱えた主人公がそれをきっかけに地獄の導師達に地獄に導かれていくっていう、5以降何度も見てきたような内容。全般的に幻想のシーンと現実のシーンが激しく交差し、さらに観念的で断片的な台詞が多く非常にわかりにくい。エヴァンゲリオン風、エルム街の悪夢を見ているような気分になる。
やっぱり導師は物語中は少ししか出ず、最後にご褒美として3人出てきてパート1で見せてくれた鎖でバラバラゴアシーンのリメイクを見せてくれるが、特撮とCGと見せ方の問題でPart1の痛さをまったく表現できておらずしょんぼり。壁をドカーン!って突き破ってくる鎖はちょっと違うだろ?wさらに、ラストで見せる極太鎖の貫通式はあまりの手抜きっぷりにポカーン。なんていうか、1と2でみせた、痛みを感じさせる映像をもっと見せてほしいものだが・・・。絵が綺麗すぎてさっぱり。落ちもはぁ、そうですか、って感じでイマイチ。
ストーリーの破綻はないし、Part4の時の話を少しだけ持ち込んでたりはしてるけど、ヤッパこれってヘルレイザー?っておもってしまう出来。時々意味不明なシーンが鼻につくけど映画としてはこじんまりまとまってて見れる。その分残念だ。