うさぎドロップ - 青空を目指して2

アニメ版はちょっと前に終わってて、後半戦を読みたかったんだけど値段高いし躊躇してた。漫画レンタルとか行ってもなかなか空いて無くて。今日ゲオ行ったらやっと４−９巻まで空いてて完結まで借りることができた。
５巻からは１０年後の高校生編。前半の子育て編は３０歳独身で女の子を育てることになったダイキチの子育て奮闘記、かつ３０代ぐらいの親のあり方を問う、と言った親視点の話だったのに対して、後半戦は高校生になったりん達の思う恋愛感、家族観を中心に話がまとめられている。ダイキチがすっかり端役になった分そこまで感情移入はしにくくなってるかも知れない。ダイキチと二谷さんの大人の微妙な関係はちょっとチクっと来る物はあったが。
正直物語的に大団円に着地させるにはダイキチと二谷さんが結婚する話の方がほんわかして幸せなオチになったと思うけど、何となく作者はダイキチとりんにはずーっと一緒にいて欲しい、と思っちゃったんじゃないかと感じてしまった。結局うさぎドロップはこの二の世界を描いたファンタジーだし、この二人がずっと一緒にいるにはこうするのが一番なのかも知れないな、と思ったかな。元々出会い自体がファンタジーなんだから締めもこうして二人は末永く幸せに暮らしましたとさ、おしまい。で綺麗に終わってるじゃないか。
前半と後半ではまるで持ち味が変わってしまって後半はふつうの漫画になっちゃった感じがするがこれはこれでおもしろかった。