青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

エリジウム

今年はほんと映画館に良く行ってるなぁ。今日は公開したばっかりの「エリジウム」を見てきた。この監督のデビュー作の「第9地区」がとても面白い映画だったので期待して見に行く。ホントはウルヴァリンサムライを見ようとしてたのは内緒。
端的に言うと豪華版「第9地区」でした。設定、ストーリーは一応違えど、貧困層と支配層との確執、その中で事件に巻き込まれ奔走する主人公、壮絶なメカアクション、徹底的な人体破壊描写、愛する家族、女性のための戦い、変わりいく体、と要素はまんま一緒。それらを再構築し、十分な予算で超一流俳優陣を使い、特撮を使い監督本人が紡ぎ直したんだから面白くないわけが無い。2時間30分と長い映画だけど全然長さを感じさせない。アクションに注ぐアクション。どこかマニアックな描写。支配者層を徹底的に悪役に描きそれをきっちりお仕置きしていくカタルシス。愛する女のための苦悩の選択。それをスタイリッシュにスピーディーに描く。好きだなぁ。この監督。で最近のホラー映画ですら逃げてしまう人体破壊描写のマニアックさ。相変わらず人間が良く爆発するねぇ。
根本には重い格差社会をテーマに置き、わかりやすいストーリー、派手なアクションで見せるいい映画です。お勧め。ただしやっぱり若干のグロ要素はある。明るいけど。

長さを感じさせない、と思ったら109分だった。そりゃ長くないわw