青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

金曜日

朝方何度かジグに起こされた。酒飲んで寝たからやけに乾いてる。
ここの所仕事を始めるとデスクの周りにあるいろんな本を分別してしまう。捨てるためにだ。デスクの周りには漫画ではなく割と技術書、専門書、サブカル系みたいな本を並べているんだけど、今となってはその多くは必要が無い、ただスペースを圧迫しているだけの物なんだな。今どきMS-DOSの解説本なんかいらねぇし、C言語の本なんかもう頭に入り切っているし。さらに言えばこういった多くの知識は今はネットで見れる。もう数年以上どの本も一度も開かれないものたちだ。思えば若いころというのはどんどん貪欲に知識を手に入れたかったし、こうやって本を一杯並べることに一種の満足感みたいなものを感じていた。コレクター気質とでも言いうのであろうか。部屋を好きなもので満たすことが幸せだった。安心だった。これはいわゆるゴミ屋敷思考だと思う。年を取って、ある程度満たされた日々を送りだし始めて、自分は貯める技術より、捨てる技術が必要だなぁ、と思い出している。ただ、部屋の空間を圧迫しているだけの物。昔は確かにこの物たちは俺の心の一部だったんだが、今はもう必要なくなっているんだ。今でも技術は続けているし、学んでいるし、ゲームもやっているし、サブカルも音楽も別に捨てちゃぁいない。むしろ集めることに必死だった時代より、実績的にやっている。だからもうこの物たちは俺には必要のないものなのだ。だからどんどん捨てていく。最初のころは心の中にあるものをどんどん捨てられているようで結構虚無感や辛さみたいなのがあったが、ある程度慣れてくるとむしろ心がスッキリして、軽快に動けることがわかる。彼らはもう僕に十分の何かを与えてくれ、それは今も確実に自分の心を作っている。何かの漫画で、古いものを貯めすぎるのは新しい物との出会いを妨げている、っていう感じの言葉があって、それは結構心に響いたなぁ。
そんな感じでいろんなものを捨てたい期に入っている。もう一人で要塞に籠って外を遮断していた自分は終わっているんだから。
夜はなんとなく胃が張っているので晩飯は食べない。で、家カラしてジムに行って。ジム帰りに惣菜と酒を買って帰る。帰ってそれを飲み食いして、疲れ果てて寝る。