青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

映画「博士の異常な愛情または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったのか。」

キューブリックの初期の映画「博士の異常な愛情または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったのか。」長いタイトルだな…キューブリックお得意の芸術的作品っていう感じではなかった。東西冷戦時の人類の危機をブラックコメディーとして書いた作品。」コメディーなんだがそんなにわかりやすくなくかなりねじれている、偉い人たちの感慨浅い判断が、」全体の危機を招き現場の人たちはそれを命がけで遂行しようとし、さらに最後まで偉い人たちは自分らのことだけを考えて我儘を繰り返すといったようななんか、現代社会でも良くあるようなことを描いている。全体的に苦笑の連続、でもラストは原爆が爆発し人類は滅亡するという悲劇で終わるのだが、これも現代日本の事情を考えると笑ってばかりもおられない。戦争映画のはずなのだが普遍的なテーマをあつかっているようにおもう。「私はいかにして働くのをやめてブラック企業を愛するようになったのか。」ってかんじか。