青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

モロッコ料理

最近カレーを食べ歩いてるんです。京阪神のカレー本を買ってちょこちょこ回ってる。で、先月大阪で食べたスリランカカレーがとても新鮮でおいしかった。スリランカカレーを食べたい!と思うんだけどどうも京都にはスリランカカレーもスリランカ料理もお店が無いようで。
で、なんかないかなーと調べているうちにモロッコ料理の店を見つける。モロッコ料理は食べたこともなければ知識もほぼなし。タジン鍋ってやつを使うって書いてあった。ああ、あのとんがりスライムね。とか思いながら。
店に行ってビーフタジン鍋のランチセット、チキンクスクスのランチセット。さらにチキンソーセージとなんとかっていう辛み調味料を頼む。そもそも知識が無く、国の場所さえ分からずアジア料理を探していた延長で見つけた店だから、なんとなく勝手にアジア料理のようなスパイシーなものを想像してた。でも実際に出てくる料理は色こそ茶色ばかりだが味はどれも超優しい。スパイシーのかけらもない。どうも印象としてはイタリアン、フレンチ、ターキッシュあたりの雰囲気を感じる。最初はモロッコでは超メジャーでラマダンの開けとかで食べることが多いというスープを。カレーみたいな色してるんだけど食べるとほっこり優しい味。なんかどこかで食べたことあるような味。しばらくは思い出せなかったんだけど、後から思うとミネストローネの具なし(っていうか具が無くなるまで煮込んでいる)版のような印象。モロッコのパンはなんとなく見た感じベーグルに似ている。チキンソーセージはかなりおいしかった。なんかチキンの肉のムースを固めたような、ふんわりと軽く、しっかりチキンの味がするチキン好きにはたまらんお味。飲みてぇ。クスクスはたっぷりのクスクスに山盛りの肉と野菜やらのごった煮をかけたもの。なかなかのボリューム。味はやはり優しい味。っていうかあんまりこれといった特徴的な味付けはしてなくて、いろんなグザイを徹底的に煮込んで味を出して塩とサフランあたりで味入れているだけ?と思えてくる。タジン鍋も同様。とにかくいっぱいいろんな種類の野菜、果物、肉なんかをひたすら蒸し上げて、塩とサフランあたりで味を入れただけのような。おいしいのは確かなんだけど、最近パンチのある料理ばっかり食べてる自分にとってはちょっと印象に残らない。さらにこのお店のメニューだけどアラカルト含めてもほとんど種類が無く、今回食べたので大半は制覇してしまった。でリピートしたいほどの要素があったかと言うと微妙。とにかく特徴が無さ過ぎる。なんかこれは!って言う個性を感じることをできなかった。
おいしくていい店だとは思ったんだが、たぶんリピートはないなぁ。もっと好奇心をくすぐる者がほしかった。