なんか40代迎えてから色んな思考、嗜好が大きく変わってきた気がする。今までめんどくさかったことがやれるようになった。今まで好きだったものへのこだわりが変わった。何度も書いているかもしれないけど、自分の中の自分が消えつつある。いつも頭の中でささやいていた自分が消えてしまった。複数の事が同時に頭の中で進行しなくなった。その代わり一つの事象に対する徹底的な集中力が出た。寛容になった。諦めがついた。いろんなことが怖くなくなった。なんかなにもかもどうでもよく感じるときが出てきた。でも守りたいものも少しはある。とにかく時間の流れを早く感じるようになってきた。今までの比ではないぐらいに。それにともないやれること、やらないといけないこと、やっておかないといけないことみたいなものに集中できるようになった。
昔は頭の中の自分が消えることを強烈に恐怖を感じていたが、最近頭の中の自分が消えちゃって、もう自分が消えてしまうことへの恐怖が和らいだ。頭の中の自分はほんとに強烈な存在だった。常に自分を支配していた。でも今はすっかり消えてしまった。なんか脳が動いている気がしない。でもなんだろう。昔は思考が全部言葉でささやかれていたような感じだったが、今はそういうものをすっ飛ばして体が動くし、結論が導ける。考えているはずなんだが、そういう思考ルーチンが完全に完成してブラックボックス化してしまったような印象。もう頭の中の自分は必要なくなったんだろうな。
ほんとに40代超えて頭だけではなく肉体も合わせて大きく変化してしまった。これが老化か。老化なんだろうな。人間はそう作られているんだろうな。脳も含めて。