青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

ギター

ここ半年ぐらいずーっと今使っているストラトのギターに不満が有った。それもあって基本はレスポールのギターでの演奏がメインだったのだが、ハイフレットでのプレイは自分の指の短さゆえに本気できつかった。最初のころのような指が短くてコードが押さえにくいとかは慣れと工夫で結構何とかなっていたのだが、ハイフレットでの演奏。特に3〜6弦の13フレット以降はもう物理的に全く指が届かない。レスポールはもともとその辺の演奏はしにくい楽器ではあるのだが。もうその辺のフレットになると運指とかのレベルではなくなり、そもそもどうやったらそこを押弦できるのか?ってレベルになる。ストラトはハイフレットへのアクセスがしやすいデザインだが、これでも今の自分の持っているストラトではレスポールよりちょっとマシ、って程度。これに加えてチョーキングなんぞ重なった日にゃ…。19フレットよりハイフレットは1〜3弦でも全く安定しない。ストレスだ。
今日もだいぶもやもやが募っていてなんとなく今日は買いに行くぞ…。と心に誓い始めていた。と言ってもギターは出会いのフィーリングが大事であり店行ってもピンとくるものが無ければそれまで。今まで何度も見てきたがイマイチ一歩を踏み出す気になる個体とは出会えておらず。
今日もさーっと見て回ってみる。10万越えぐらいのストラトキャスタータイプのギター。色は青がいいな。トレモロアームが使える機種が良い。チューニングが狂いにくい機種が良い。ハイフレットの演奏がしやすい物が良い。見てると青のとてもかっこよいギター発見!お値段…「35万円!」はい無理。次にもう一本青いギター発見。…。値段は12麺演題と条件的には良い。ただどうもトレモロアームが使えない。ストラトって必ずトレモロアームが使えるものだと思っていたのだが、そうでもないようだ。青いギターはこの二本しか見当たらない…。次に見たのがアイバニーズの真っ赤なトラ柄の入った形も割と個性的な機種。すごく綺麗でかっこいい。なんか特売価格がついている。…。とりあえず気になる。店員に頼んで見せてもらう。
音出しては見るが音についてこの場でどうのこうのはわからない。何より弦がちょっと古くなっていてどうにも手触りが悪いことが気になって仕方がない。いろいろ店員に説明を受けてるとなかなか自分の要求に有ってることがわかってくる。形状的にハイフレットへのアクセスも随分楽。あと価格が良い。定価20万越えの機種なのだが新型が出たとかの理由でバーゲンプライスへ。要するに売れ残り君。13万円台と随分お手頃。ボディーは青ではないが赤のラッカー仕上げもとてもきれいだ。もうこの時点で心鷲掴み。いろいろ店員に相談して、弦をチョーキングしやすい物に付け替えてもらって(当然弦は買ってます)購入することに。悩まない。悩んだら永遠に買えない。もうなんとなく先が短いであろう自分にとって楽しめるうちに楽しまないとな。
弦張り替えている間食品買い物をして戻ってきたら大体交換終了。弦のホールド機構がかなり特殊な機器を使っておりなかなか難儀してはった。で、持って帰るためのケースなのだが…。今までは結構汎用のソフトケース(一個1000円程度)の物に入ってたことが多いのだが、さすがこのギター。元20万越えのグレード。専用のハードケース付きでした。店員もちょっとビビってました。これだけで軽く一マンはしそうです(まぁ当然価格に反映されてるだろうけど)。もう普通に一生モノです。さくっと購入して帰宅。
帰宅したら早速弾いてみる。ロックスミスのチューナーでEスタンダードに合わせるんですが、さすがチューニングがずれにくい機器。多少ひねったところでチューニングが変わらない…。どういうことだ…。ちょっと怖くなってそのまま弾く。
うわぁ。なにこれ。すっげー演奏しやすいんですけど。とにかく発声がすごく良い。その後の音の響きも全然違う。ボディー全体が振動して音を増幅させてるのがわかる。特に低音の伸びや響きはすごい。高音もきれいに素直な発声。チョーキングとかの細かいニュアンスをとても良く拾う。ピックアップの切り替えなども明確に違いが判る。音質とかほんとに違うんだね。俺みたいな人間でもわかるレベルで。20万越えと言う価格は伊達じゃないんだな。滑らかでもちやすいネック。安定しているチューニング。演奏もすごくしやすい。あぁ、これ使ったらレスポールがサブマシンになっちゃうわ…。こりゃぁお値打ち品だよ。確実に。