青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

ザ・シサ

筋肉少女帯の活動30周年のアルバム。筋少は再開してからも毎年のようにコンスタントに新アルバムを出し続けており、アラフィフバンドとしてはかなり活動的なバンドとして健在中。良くも悪くもノリもスタイルも変わらず大安定。でもまぁしかしながら聞く方も同様に年を取っていっているわけで。悪く言えばマンネリ気味の音楽満載で。いまだにUFOだ心霊だ言うてて。もう耳たこ状態なのも事実で。少しはずすと確実に「ああ、そろそろ俺も卒業かな?」とか思うのが現実。こっちだっって30年近く聞き続けてきているんだから。正直ついに前作アルバムは購入を見送っている。興味が無いわけでもないが、復活後の筋少の音楽が確実にパワーダウンしていっている気がして。聞いた直後は「おお!がんばってるな!」って思うんだけど、すぐに飽きちゃう。すぐに飛ばしちゃう。一つのアルバムでリピートするような曲は1~2曲って言う状況になってきてしまっている。つまり「おまけのいちにち」が心底残念だったってことだ。
今回も最初はスルー気味だったんだが、たまたまWebで「オカルト」のPVを見る機会があって、「お?これは?!」と思ってしまった。キャッチーでPOPな曲調。そして今までの筋少では聴いたことの無いタイプのギターのリフ。オーケンの歌い方もなんか変わったのか、昔っぽくなったような。歌詞もオカルトど真ん中のふざけた歌詞だがああ、オーケンワールドだなと思わせるもの。
これ聞いてとりあえず買ってみるか、って気になれた。
購入して何回かリピートしてみた観想。まぁいつもの感じ。もう安定のキャッチーさ、パワフル感。ちょっと暗め、オカルトな歌詞。あと上でも書いたがオーケンの歌い方が戻ったのか、オーケンソロの時代を髣髴させる曲がちらほら。好みは「オカルト」視差2曲。真ん中に捨て曲がちりばめられてるのもいつものとおり。モンロー、ずんどこ、ネクストジェネレーションの流れとか、ある意味いつもどおりの捨て曲っぷり。やっぱり何度か聞くとすぐ飽きてくるなぁ。まぁそれはしょうがないことなんだろうけど。今の俺の音楽経験値は筋少にどっぷりはまっていたティーンの頃からしたら数十倍、数百倍、数千倍に膨れ上がっているし、もうオカルトオカルト言うて喜んでる年齢でもなくなっちまってるし。気がついたら彼女と暮らし、ドグラデマグラな生活からもすっかり抜け出し、あっけらかーんとしちゃった爺だ。筋少の音楽はルーツとして刷り込まれているから聞けば楽しいんだけどね。でももう今の爺にはこれだけ!って言う魅力はないんだろうね。まぁでもたぶん前のアルバムもいずれ買っちゃうし、今後のアルバムも買っちゃう。ファンって言うのはそういうもんさ。