青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

「地獄」

今週のお題「最近見た映画」
「地獄」1960年。新東宝。カラー。ホラーというかファンタジーというかジャンル不明な映画。端的に言えば現世でいろいろ罪を犯した人たちが、地獄に落ちて苦しむ、ってだけの映画。一部ホラーマニアなどの間ではカルト映画扱いされている。長い間本の紹介などでその存在は知っていたが実際に見る機会はなかった。たとえレンタル屋で見かけてもお金出してまで見たい欲求はないレベルだったけど、最近アマゾンPrimeなどでこの時代のカルトホラーがいろいろ配信されているのでつまみ食いしている中の一本。
当時としては頑張った地獄の特撮表現!みたいな記事を読んだ記憶があった。そういう、ある意ゴア映画を期待して視聴したのだが…。いきなりOPクレジットではバックで半裸のおねぇちゃんの写真が並ぶ。正直ここでもう「…。ナニ?エログロ??」とちょっと「死霊の盆踊り」感を感じていやぁな感じに。
見てるとなんとも言えない現実世界でのやりとりのドラマが淡々と続く。主人公が同乗する車でやくざをひき殺してしまい、それから彼の周りの人たちが次々にいろんな事故的な内容で死にまくっていく。演技も撮影も当然古臭いし、展開も強引すぎてなんとも。舞台背景も時代が昔すぎて「はぁ。。。」って思うような内容ばかり。ただただ暗いドラマが続く。いつまでたっても地獄は出てこない。最後の最後で主人公が死んで地獄に落ちるのだが…。期待した地獄はそんなにゴア表現があるわけでもなく、とにかく観念的で幻想的すぎてなんか良くわかんない。結局悪いことしたら地獄に落ちて苦しむよー、ってぐらいのことしかわからない。
正直見どころはない映画のように思う。ある意味OPの裸のおねぇちゃんたちの写真を眺めているときがピークかもしれない。

地獄

地獄

  • メディア: Prime Video