青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

深夜食堂

昨日久々に深夜食堂のシーズン2の一話見て相変わらずの号泣。あー、映画やってたなぁと思い出してAmazonでレンタルして見た。
テレビ版を3話+アルファまとめてやったような映画。もともと絵は映画的なつくりをしているため映画になった特別感はない。話もショート3話だからこれまたテレビと変わらない。スタッフも曲も演者もいっしょ。まぁぶっちゃけ映画で見る必要があるのかどうかよくわからないものであるのは事実。
話はナポリタン、とろろ飯、カレーライス。まぁ食事はどれも夜見ると飯テロだ。話はナポリタンは妾の女性のちょっとした恋愛話。深夜食堂ではよくある屑のドロドロ恋愛もの。とろろ飯はたぶんこの映画のメイン。ホームレスの若い女性が深夜食堂に転がり込んでくる話。丁寧に描かれる、でもよくある人情ドラマ。女が男にだまされて金巻き上げられてホームレスになったところを店長が助けて復帰していく。それだけ。でも相変わらずの演出のうまさでジーンとする出来。深夜食堂好きにはたまらんでき。
カレーライスはちょっと問題作。っていうのもこの映画を素直に評価できないであろう一番の問題が出ちゃってるから。この作品に福島震災の問題を絡めたのはあんまりどうかと思う。なんか合わない。福島にボランティアに行ってた女性と福島での被災者との恋愛劇。お互い別なところに本意があるが利害関係の一致で恋愛っぽく見えてしまったが実際のところ…。という感じか。男の暴走は切ないところがあるが、最近ではこういうのは即ストーカーだしな。
さらに言うとラストの骨壺のくだりもちょっと強引というか意味がよくわからん。完全な蛇足状態に見える。無理やり福島ネタを入れたかったかのようにしか見えない。マイナスだなぁ。
まぁでもあの雰囲気の無難なドラマとしては十分面白かったけど。やっぱ特に映画にする意味はなかったかもしれないね。