青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

会社とかモデルとか

今の職場には確実に「窓際」って呼ばれるような、置物のような人が存在している。長いことあんまり何か仕事をしているようには見えなかった。いつも座っているだけに見える。結構いい歳だ。最近その人がいまやってるPJのヘルプ(頭数)としてテスト作業振られているんだが、見ているといろいろと新鮮だ。
いい年なんだがしゃべり方がとても稚拙だ。しゃべる内容、話し方、抑揚、そんなものからいろんなことが考えられる。ほんとこの人仕事してないんだろうなぁって事が伺える。彼の喋りはまさに若い出来ない技術者そのもの。とにかく自分の意見をまとめることが出来ないし、あまり自分がやっていることを把握できていない。言われたことをただ黙々とやる。でも黙々過ぎて止まっていても聞けない。わからなくても質問できない。聞かれたら「〜で出来ていません」的なことを平気で言う。さらには勝手に解釈して確認もせずにやってしまう。
うーん。20代前半かよ。でもなぁ齢で言うともう余裕で50後半に見える。もっと上かもしれない。普通は人生経験積んで仕事の内容は分からずとももっと余裕のある話し方とかあるんじゃね?っ手思うんだけど、まるっきり新人のしゃべり方…。なんか痛々しい。これは誰のせいなのか。当然自分のせいが大半なんだろうけど、もてあまして飼い殺している会社にも相当問題があるんだろうな、って思う。
若い子のケースで話せば、確かにああいったタイプの子とかはなかなか使うのが難しい。素直で文句も言わないが、理解力が無く疑問ももてない。打っても響かない。こういう子は根気強く、しっかりと得意分野を探し出し引っ張り出していかないとうまくいかない。根本的にたぶん感情を殺しているタイプだろう。そういう人に、面白いと思わせるような達成感を与えてやらないといけなくて、それはとてもめんどくさいのだ。
正直今の会社はレベルが低い。たぶんだが今この会社の権力層に居るやつらが出来る技術者が少ないのだと感じる。権力者として君臨しているのが、政治で生き残ったやつらだと思う。俺が思う文系人間が巣食っている感じだ。こういうやつらが本来力のある理系技術者をどんどん潰していっている様に見える。そのために残っている人間は技術が出来ることより、人の顔色を伺い、波風立たせずに、そして権力好きなやつらばかりが残っていっているように感じる。組織が確実にどんどん腐っていっている。腐敗が蔓延している。この会社の生き残り組みはほんとみな似たようなタイプばかりに見える。すごいな組織って。
そんな会社で隅っこに追いやられてやめるでもなくただただ生き延びてきただけの人…。この人の人生って…。てマジで思ってしまう。仕事好きーの自分には到底理解できない高みに上っていることは間違いないだろう。
今いるプロジェクトってそういう腐った部分がモデルとして切り出されたかのごとく腐ったPJなんだ。知り合いはみな、泥舟と一緒に沈みたくないとこの現場を去って行ったあとなんだ。もう見える景色は焼け野原なのだ。そんなPJにいまさら参加した自分なのだが、これはこれで体調が優れない自分にとってはぬるくてよい。あともうひとつこのPJで学びたいと思うテーマが最近見つかってきた。みんなは口をそろえてこんな焼け野原にはぺんぺん草一本はえちゃいねぇ、ッテ言って去っていったが俺にはテーマが見つかったのだ。そのテーマは八重の原での過ごし方。力の抜き方。適当にごまかす技術。そういったものを見極めたい、と感じている。
自分の技術スタイルは基本的に完ぺき主義。徹底的。無いなら作れ。作れば何でも出来る。完全理解。そういったスタイルでどんなもんでも徹底的にこだわって作ろうとしてしまう。ただそれは今の職場とかでも求めらていないんだろうな、と強く感じるのだ。
「適当に作って量こなしてよ。時間こなしてよ。適当でいいからさ。」
もうね。間逆なの。でもね。これはこれで学ぶことがあると思っているのよ。ここにはきっと面白いモデルが隠れている。自分の知らないモデルがある。そう思うわけよ。でもまぁ今はこう、ぬるま湯に使っていたいかなぁ。体力を戻したいなぁ。
って思うがままに書いてしまった。まとまり無いな。